会社を辞めたら、どこで暮らしたいだろう
今の家は気に入っています。
でも、別の場所で暮らすことへの憧れが、ずっとあります。
まだ「ここ」と決めている場所があるわけではありません。
瀬戸内の穏やかでキラキラした海の見える街。
上流の方の清流のそば。
下流の方のゆったり流れる川の見える家。
太平洋側の温暖で水平線の見える街。
雄大な山々が迫るように見える街。
海と山の距離が近い街。
そんな場所で暮らしたら、どんな毎日になるんだろう。
そんなことを、昔からよく妄想していました。
全国を回る仕事の中で、いつも考えていたこと
仕事では全国を飛び回っていたので、ほぼ全都道府県を訪れたことがあります。
とはいえ、ほとんどが仕事です。
強行日帰りだったり、2〜3泊しても朝から晩まで仕事だったり。
ゆっくり街を歩く時間なんて、ほとんどありませんでした。
それでも移動中に海が見えると、
「この街で暮らしたらどんな感じなんだろう。」
と思うことがよくありました。
「この街は暮らしやすそうだな。」
「この海、きれいだな。」
そんなことを考えながら移動していたのを覚えています。
旅行というより、「暮らす」ということに、ずっと興味があったんだと思います。
旅行ではなく、その土地の日常を味わってみたい
私がしてみたいのは、一泊二泊の旅行ではありません。
何週間、あるいは何か月か、その街で暮らしてみたい。
スーパーへ行って、ご飯を作って、散歩をして、その土地の日常を味わってみたい。
そんな暮らしに憧れがあります。
でも、ずっと仕事ばかりでした。
長期旅行どころか、2〜3泊の旅行すら何年もしていません。
平日は仕事と残業。
土日も仕事。
連休も、中の人なので仕事。
会社のカレンダーでは休みでも、私には関係ありませんでした。
土日は飛び込みの仕事も多く、予定を立てても仕事で中止になることもしょっちゅう。
そのうち、「休みを楽しもう」という気持ちそのものがなくなっていました。
管理職なので代休もなく、定額働かせ放題。
今振り返ると、なかなかのブラックっぷりです。
人生を豊かにするために働いていたはずなのに
会社からは、それなりにお金をもらっていました。
だから、「仕方ない」と思っていました。
稼げるからいい。
そうやって、自分を納得させていました。
でも、ある時ふと思ったんです。
人生を豊かにするために働いているはずなのに、
人生そのものが仕事のためになってしまっている。
何のために働いているんだろう。
何のために生きているんだろう。
片付けても片付けても終わらない仕事を毎日やっつけながら、
「私の人生、なーんも楽しいことがないな。」
そんなことを毎日のように思っていました。
お金は稼げている。
でも、生きている実感がない。
それって、生きている意味があるんだろうか。
将来への不安を、数字にしてみた
何度も会社を辞めたいと思いました。
でも私は心配性です。
将来のお金が不安なままでは、辞めることなんてできない。
そう思っていました。
そこで、とりあえず資金計画を立てることにしました。
「とりあえず」と言っても、かなり綿密に。
何歳まで働けばいいのか。
老後まで安心して暮らすには、いくら必要なのか。
全部数字にしてみました。
そうしたら意外なことに、
「定年まで働かなくても、何とかなるかもしれない。」
という答えが見えてきたんです。
漠然としていた将来への不安が、具体的な数字になることで、ずいぶん小さくなりました。
「会社員以外の人生」も選べるかもしれない
そうすると、初めて考えられるようになりました。
「会社を辞めたら何をしたいんだろう。」
「何をしたくないんだろう。」
父もサラリーマンで、入社から定年まで勤め上げた人でした。
だから私も、サラリーマンとはそういうものなんだと思っていました。
定年まで働く。
それ以外の人生なんて、考えたこともありませんでした。
でも、それは思い込みだったのかもしれません。
資金計画を立てたことで、「サラリーマン以外の人生」という選択肢が初めて現実味を帯びてきました。
将来への不安のために、今の会社で定年まで働かなければいけない。
そんな呪縛が少しずつ解けていったような気がします。
最初に思い浮かんだのは、「どこで暮らそう」だった
そして、その先で最初に考え始めたのが、
「どこで暮らそう。」
ということでした。
仕事ではなく。
肩書でもなく。
まずは、自分がどんな景色の中で暮らしたいのか。
そんなことを考えるようになっています。
私が50歳で会社を辞められると思えた理由
会社を辞めるという決断は、勢いではありません。
毎月少しずつ投資を続け、将来のお金を準備してきたからこそ、「辞めても大丈夫かもしれない」と思えるようになりました。
これから資産形成を始める方は、まずはお金の基本を知ることから始めるのがおすすめです。
お金に関する本はたくさんありますが、私が最初の一冊としておすすめしたいのは 『本当の自由を手に入れる お金の大学』 です。
この本は、節約・貯める・増やす・稼ぐ・守るという、お金と付き合うための基本をわかりやすく学べます。
私自身も、お金に対する考え方が大きく変わるきっかけになった一冊でした。資産形成をこれから始める方にも、まず読んでみてほしい本です。
50歳で会社を辞めるという目標も、特別な才能があったからではありません。お金の基本を知り、小さな積み重ねを続けてきた結果です。
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書いた人:夕凪 47歳。
50歳以降の生き方を考えながら、断捨離や旅、資産づくりの記録を残しています。



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