先日、在宅ワークをテーマにした無料セミナーに参加した。
内容は、Webスキルを身につけ、AIも活用しながらフリーランスとして働くというものだった。
教材はとても分かりやすそうだった。
動画は短く区切られていて、隙間時間でも学べるように工夫されている。
質問はLINEでできるし、買い切り型で返金保証もある。
きっと、ITに苦手意識がある人や、「何から始めたらいいか分からない」という人には心強いサービスなんだと思う。
実際、受講者のチャットを見ていても、パソコンやWebスキルにほとんど触れたことがない人が多い印象だった。
だから、セミナー自体に悪い印象はまったくなかった。
でも、私は申し込もうとは思わなかった。
在宅ワークになっても、結局は「仕事」
理由は意外とシンプルだった。
セミナーを聞きながら、
「あぁ、結局これは仕事なんだな。」
と思ったからだ。
在宅にはなる。
通勤もなくなる。
でも、仕事であることは変わらない。あたりまえだけど。
スキルを磨き、案件を取り、納期を守り、お客様に価値を提供する。
そして、その価値を高め続けるために勉強を続ける。
それは会社員でも、フリーランスでも同じだ。
問題は「できるか」ではなく「やりたいか」
私はIT業界で長く働いてきた。
だから、Webスキルも勉強すれば身につけられると思う。
問題は、「できるかどうか」ではなかった。
「やりたいかどうか」だった。
もし30代だったら、きっと申し込んでいたと思う。
まだまだ収入を増やしたい。
会社には縛られたくない。
そんな時期なら、20万円程度は未来への投資だったはずだ。
でも今の私は、50歳でセミリタイアすることを目標にしている。
だから心のどこかで思ってしまった。
「もう、そこまで頑張らなくてもいいのかもしれない。」
努力が嫌いになったわけではない
そう思った瞬間、自分でも少し驚いた。
私は努力することが嫌いではなかった。
むしろ好きだった。
努力した分だけ成果につながる感覚が好きだった。
仕事もそうだったし、資産形成もそうだった。
もっと知識をつけたい。
もっと収入を増やしたい。
そんな気持ちで何十年も走ってきた。
でも、その「もっと」が、いつの間にか静かになっていた。
努力の目的が変わった
もちろん、これからも勉強はする。
AIにも興味があるし、ブログも続けたい。
新しいことを学ぶ楽しさは、これからも変わらないと思う。
ただ、その目的が変わった。
収入を増やすためではなく、
自分の暮らしを豊かにするため。
山を歩くこと。
映画を観ること。
好きな場所で暮らすこと。
ブログを書くこと。
そんな毎日を支えるための学びになっていくんだと思う。
積み上げる時期から、味わう時期へ
振り返ると、20代から40代は「積み上げる時期」だった。
キャリアを積み上げ、
スキルを積み上げ、
資産を積み上げてきた。
そして今、ようやく思える。
「収入を最大化し続けなくてもいい。」
これは諦めではない。
積み上げてきたものが、新しい生き方を選べる自由をくれたということなんだ。
人生には、積み上げる時期がある。
そして、その積み上げたものを使って生きる時期もある。
私は今、その境目に立っている。
これからは、収入を増やすためだけではなく、自分らしい毎日をつくるために努力していきたいと思う。
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書いた人:夕凪 47歳。
50歳以降の生き方を考えながら、断捨離や旅、資産づくりの記録を残しています。



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